ついに公開された全エンタメファン待望の映画、『ニンジャバットマン』。DCコミックスの超絶人気ヒーローであるバットマンを戦国の世へタイムスリップさせて第六天魔王ジョーカーと戦わせるという、かなり異色の作品である。 すでに熱心なファンは公開直後の週末に本作を鑑賞、熱い感想をTwitterなどに書きなぐっているのだが、タイミングが悪かったり、ちょっと気になるけど……という感じだったりで、まだまだ観てない方も多いのだと思う。 1. 完璧なアニメーション 本作のアニメーションを担当しているのは監督の水崎淳平率いる神風動画。TVアニメ『ガッチャマン クラウズ』や『ジョジョの奇妙な冒険』のOPアニメなどの、インパクトのあるド迫力な映像を多数制作しているこのスタジオ。本作は彼らにとっての初めての長編アニメーション作品ということだが、本作でも彼らの実力はいかんなく発揮されている。 ダイナミックなカメラワーク