プロラグビー選手の山川力優です。 先日、同じリーグワンで戦う選手が、練習で熱中症になり、搬送先の病院で亡くなるという出来事がありました。 僕と同じように、この夏、新しいチームに加入したばかりの選手でした。心から、ご冥福をお祈りします。 今回の件の詳しい経緯を、僕は知りません。だから、あの出来事そのものについて語ることはできません。それでも、しらせを知ってから、ずっとこのことを考えています。 僕にとって、これは人ごとじゃないからです。 僕自身、死にかけたことがある忘れられない夏の日があります。 真夏のブロンコテスト(走り込みのフィットネステスト)。本気で、息ができませんでした。日陰もないグラウンドで、過呼吸みたいになって、死にそうになった。 水をかけて、水を飲むしかない。でも、その水すら飲まれへんのです。午後は、体に力が入りませんでした。 それでも、「休ませてください」とは言えませんでした。

