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ブックマーク / blog.livedoor.jp/route408 (5)

  • フェアリーリングが世界を救う? : 有機化学美術館・分館

    1月27 フェアリーリングが世界を救う? 子供向けのアニメか何かみたいなタイトルですが、ちゃんとした化学のお話です。「フェアリーリング」というのは、下の写真のようにキノコが輪の形になって生えてくる現象を指します。西洋では、妖精が輪になって踊った跡だという伝承があり、この名で呼ばれているのでそうです。 オーストラリアで観察されたフェアリーリング(ウィキペディアより) フェアリーリングを作るキノコは一種類ではなく、今まで50種ほどがこうしたリングを作ることがわかっているそうです。直径は大きなもので600mにもなり、700年も成長している例が知られているといいます。科学的な文献に初めて登場したのは1675年で、古くから知られている現象ですが、詳しい成長のメカニズムなどは完全にわかっていないようです。 このフェアリーリング、まず草が異常に成長し、それが枯れてからキノコが生えてくるケースもあります。

    フェアリーリングが世界を救う? : 有機化学美術館・分館
    esbee
    esbee 2015/10/24
    キノコのフェアリーリングは一度みてみたい
  • エコナの件 : 有機化学美術館・分館

    9月19 エコナの件 ※この項目に関して、計算の根拠となった数値が間違っているというご指摘をいただきました(コメント12参照)。筆者は37.5mg/kgというのを単純にガンを発生した最低投与量と思いこんでいたのですが、資料を詳しく読んだところそういう解釈ではまずいようです。 種々の動物試験によって、エコナ自体に発ガン性がないことは確認されています。また、グリシドールが発生するという証拠はなく、その安定性も低いことから、事実上安全性に問題はないだろうという筆者の見解は変わりません。ただし、文中にある一升瓶27うんぬんの数値に関しては取り下げさせていただきます。謹んでお詫び申し上げます。 ================= これまで、人間を最もたくさん殺した動物は何か?それはクマでもトラでも毒ヘビでもなく、ニワトリだという説があるのだそうです。何のことかというと、鶏卵に含まれるコレステロー

    エコナの件 : 有機化学美術館・分館
    esbee
    esbee 2009/09/19
    著書拝見してみようかな
  • 雨の匂い : 有機化学美術館・分館

    9月12 雨の匂い 日は筆者の住む関東も久々の雨でした。ということで雨と化学の話でも。 雨が降り出すと、独特の匂いがすることがあります。といっても雨そのものは基的にただの水ですから、匂いは持っていません。また「雨の匂い」も、しばらく降り続くと消えてしまいます。ではあれは何の匂いなのでしょうか? その正体は「ジオスミン」(geosmin、ゲオスミンとも)なのだそうです。「大地」(geo)+「匂い」(smell)から名づけられた化合物です。 ジオスミン 実はこの化合物は、地中に棲んでいる細菌類が作っている化合物で、雨が降ると土中から叩き出されて舞い上がり、あの匂いがするのだそうです。しばらく降るとジオスミンは洗い流され、匂いは消えます。 人間の鼻はこの化合物に対して極めて敏感であり、5ppt空気に含まれているだけでその存在を感じ取れる――のだそうです(Wikipediaより)。5pptとい

    雨の匂い : 有機化学美術館・分館
  • アセトンが作り出したもの : 有機化学美術館・分館

    8月3 アセトンが作り出したもの カテゴリ:有機化学 有機合成系の研究室に欠かせないアイテムの一つに、アセトンの入った洗びんがあります。アセトンは多くの化合物をよく溶かし、水とも有機溶媒とも自由な割合で混ざり合うことができます。安価で毒性も低く、沸点も手頃(56度)ですからすぐ乾くのもよいところで、反応に使った器具の洗浄には欠かせない存在です。一般には主にマニキュアの除光液として用いられますが、これも優れた溶媒としての特徴を買われてのことです。 アセトンが安価に手に入るのは、工業的に価値の高いフェノールを合成する際の副産物として得られるからです。いわゆるクメン法と呼ばれるプロセスで、高校の教科書にも取り上げられるくらい有名な反応です。またプロピレンのワッカー酸化によっても得ることができ、いずれもプロセス化学の金字塔といってよいような非常に優れた反応です。 (クメン法。クリックすると拡大)

    アセトンが作り出したもの : 有機化学美術館・分館
    esbee
    esbee 2008/11/05
    『[興味深い][歴史][政治][戦争]『ワイズマンの功績に対し、イギリス政府は、彼の新たな祖国となる国家・イスラエルを建設するために、イギリス政府は協力を惜しまないとする「バルフォア宣言」がそれです。』
  • ナノチューブを溶かす意外なもの : 有機化学美術館・分館

    8月22 ナノチューブを溶かす意外なもの カテゴリ:有機化学 炭素でできた極細の筒・カーボンナノチューブは、夢の新素材、ナノテクの旗手として各方面の大きな注目を浴びています。化学・材料・物理学・生物など、ここ数年学術誌にナノチューブの文字が載らない日はまず一日もないというほど、各分野で盛んな研究が進められています。 しかしこうした応用研究を阻む大きな要因として、ナノチューブが各種の溶媒に溶けないという点が挙げられます。ナノチューブは互いに引きつけ合ってがっちりと絡み合った束を作る性質があり、これをほぐして溶媒に分散させるのは至難の業なのです。化学の世界において、反応や精製はたいてい溶媒に溶かして行うものですから、何にも溶けないという性質は極めてやっかいなものなのです。 また生物学方面の応用を考えるとき、生命を支える媒質である「水」に溶ける(分散させる)ことはほぼ必須の条件です。しかし炭素で

    ナノチューブを溶かす意外なもの : 有機化学美術館・分館
    esbee
    esbee 2007/08/24
    なぜ伊右衛門で溶かそうとおもったのか。カテキンの効能に当たりをつけて身近にあったのが伊右衛門だったのか。聞いてこようかな
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