ご承知の通り、日本の大都市において、中国政府と日本企業の協賛によるチベット展「聖地チベット 〜ポタラ宮と天空の至宝〜」が巡回しており、札幌・福岡・東京にて開催されました。これらの開催地において、多くのサポーターの皆様が展示会に抗議して、訪問者に対してチベットの実情を伝えるためにご尽力くださいました。皆様の心からのご支援に感謝いたします。 (次の開催は大阪において、1月23日〜3月31日となります。) チベットに関するいかなる展覧会も歓迎すべきなのですが、残念ながら今回の展覧会は、チベットとその歴史の真の姿を伝えてはいないということをお伝えせねばなりません。 世界中でよく知られているように、1949年に中国共産党軍がチベットに侵攻して以来、平和的で信仰心厚いチベット人たちは、はなはだしい苦しみや虐待にさらされています。その結果、約120万人のチベット人が亡くなり、6千以上の僧院が破壊され、そ