ドナルド・トランプ大統領誕生で、どんな世界が待っているのか。作家の落合信彦氏が、2017年にトランプ氏を待ち構える苦難と危険について解説する。 * * * 新しい年は、この世界が破綻に向かう幕開けの年となるだろう。 昨年秋に上梓した『そして、アメリカは消える』では、ドナルド・トランプとヒラリー・クリントンの戦いを「絶望の大統領選」と指摘した。そしてこの1月20日にトランプが大統領に正式に就任し、「絶望の世紀」が始まることになる。我々が生きているこの世界は、「暗殺」と「テロ」がはびこってますますジャングル化し、荒れ果てていくのだ。 何よりもまず、トランプ自身の命が危ない。 一番の要因は「移民批判」だ。トランプは「メキシコの費用負担でメキシコ国境に壁を作る」と繰り返し主張し、「犯罪歴のある300万人の不法移民を国外退去させる」考えを示している。 トランプの政権移行チームは、「壁」は議会承認を待
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