アメリカの大手格付け会社「スタンダード・アンド・プアーズ」は、日本国債の格付けを一段階、引き下げました。アベノミクスが日本の経済成長に十分に結びついていないと判断しました。 スタンダード・アンド・プアーズは16日、日本国債の格付けを「AA(ダブルエー)マイナス」から一段階、引き下げ、「A(シングルエー)プラス」にしました。スタンダード・アンド・プアーズによる日本国債の格下げは4年8カ月ぶりで、最も上位の格付けから5番目になりました。格下げの理由についてスタンダード・アンド・プアーズは、経済成長の鈍化を背景に「国債の信用力を下支えする効果が低下している。アベノミクスが景気を今後、2、3年間で好転させる可能性は低い」などと指摘しました。一方で、先行きの見通しは「安定的」としています。
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