ブックマーク / univ-journal.jp (5)

  • 全ゲノム解析で日本人の遺伝的起源と特徴を解読

    理化学研究所、静岡県立大学、東京大学の研究で、大規模な日人の全ゲノムシーケンスから日人集団の遺伝的構造などが明らかとなった。 これらの結果は、日人の祖先に関わる縄文系、関西系、東北系の三つの源流の起源を示唆し、「縄文人の祖先集団、北東アジアの祖先集団、東アジアの祖先集団の三集団の混血により日人が形成された」という三重構造モデルを支持するものである。 次に、現生人類(ホモ・サピエンス)の最も近縁とされる古代型人類ネアンデルタール人やデニソワ人から受け継がれた遺伝子領域を調べた。ネアンデルタール人由来の領域が日人集団における2型糖尿病、冠状動脈疾患、安定狭心症、アトピー性皮膚炎、グレーブス病、前立腺がん、関節リウマチなどの病気と関連すること、デニソワ人由来の領域も2型糖尿病と関連することを見出した。 最後に、日人の遺伝子において進化的選択を受けた可能性のあるゲノム領域を特定したとこ

    全ゲノム解析で日本人の遺伝的起源と特徴を解読
    estragon
    estragon 2024/05/19
    “縄文系、関西系、東北系の三つの源流の起源を示唆し、「縄文人の祖先集団、北東アジアの祖先集団、東アジアの祖先集団の三集団の混血により日本人が形成された」という三重構造モデルを支持するものである”
  • 昆虫飼料で育てた養殖マダイ、愛媛大学が4月から出荷へ

    愛媛大学がミールワームなど昆虫飼料でマダイの養殖に成功し、4月から試験魚を市場へ出荷する。太陽石油からの寄付金で大学院農学研究科の三浦猛教授らが育てていたもので、従来のえさで育てた養殖マダイに比べ、成長のスピードが早く、味も遜色ないという。愛媛県は養殖マダイの生産量が日一だけに、研究グループは昆虫飼料の国内生産も検討する。 宇和島市築地町の水産会社で試会を開いたところ、従来の飼料で育てた養殖マダイと味に遜色がないという声が多かった。昆虫飼料によるマダイの養殖や出荷は世界で初めてになるという。 アフリカを中心とする開発途上国の人口爆発や、地球温暖化の進行、過剰漁獲などによる水産資源の減少で世界の料不足が心配される中、昆虫は新たなたんぱく源として注目を集めている。 養殖魚の飼料となる魚粉は多くをペルーやチリなどから輸入している。これを昆虫に切り替えると国内生産でまかなうことが可能になると

    昆虫飼料で育てた養殖マダイ、愛媛大学が4月から出荷へ
    estragon
    estragon 2023/04/01
    売り物にならない雑魚・幼魚を乱獲して資源が減少することに歯止めかかるなら良いこと / “養殖マダイの飼料は従来、植物性原料に魚粉を50%ほど混ぜて”、”養殖魚の飼料となる魚粉は多くをペルーやチリなどから輸入
  • 新しい高次の周期表が誕生!複数の原子からなるナノ物質で周期律を発見

    東京工業大学のグループが、様々なナノ物質のエネルギー状態を正確に予測する「対称適合軌道モデル」を開発した。また、この理論モデルにより、複数の原子からなる高次の物質の間にも元素のような周期律が存在することを発見し、元素周期表と類似の「ナノ物質の周期表」として表すことに成功した。 単一の原子の性質が扱われている元素周期表に対し、複数の原子からなる高次の物質でもこのような周期律が発見されれば、物質科学の世界において有用な指標となることは間違いない。しかし、高次の物質は大きさ・組成・形などの様々な要素を持っており、単純な分類は難しい。 研究では、分子などの微小な物質(ナノ物質)が持つ幾何学的対称性に着目し、コンピューターシミュレーションと群論を応用することで、ナノ物質のエネルギー状態を予測できる「対称適合軌道モデル」を構築した。このモデルに基づいてナノ物質を評価することで、形状・性質・安定性など

    新しい高次の周期表が誕生!複数の原子からなるナノ物質で周期律を発見
    estragon
    estragon 2019/09/14
    「ナノ物質の持つ電子軌道が幾何学的対称性ごとにある一定の法則に従うこと、つまり周期律があることも本研究によって見出された」
  • コーヒー摂取頻度に関与する、日本人特有のゲノム領域を同定 東京大学

    ヒトゲノムに存在する個人差は、体質や疾病だけでなく、習慣にも影響を及ぼすことが明らかになりつつある。 東京大学大学院農学生命科学研究科の加藤久典特任教授らは、日初の消費者向け大規模遺伝子解析会社である株式会社ジーンクエストとの共同研究により、日人約1万2千人のゲノム情報とWebアンケート情報を解析した結果、コーヒーの摂取頻度に有意に関連する東アジア人特有の遺伝子座を発見した。 これまで欧米人集団で同定されていたヒト7番染色体上の7p21領域に加え、ヒト12番染色体の12q24領域もコーヒーの摂取頻度に関与することが日人集団で示された。さらにこの座位について詳しく解析すると、12q24領域とコーヒー摂取量との関連には男女差があり、男性の方が女性よりも強く相関していることが明らかになった。 ヒトゲノム上のコーヒー摂取量に関連する領域2か所について、BMI、総コレステロール値、中性脂肪値

    コーヒー摂取頻度に関与する、日本人特有のゲノム領域を同定 東京大学
    estragon
    estragon 2019/08/17
    「これまで欧米人集団で同定されていたヒト7番染色体上の7p21領域に加え、ヒト12番染色体の12q24領域もコーヒーの摂取頻度に関与することが日本人集団で示された」
  • 進路の見込めない専攻を縮小へ、大学院改革で中教審

    中央教育審議会大学分科会は人工知能やIoTの普及で社会が大きく変貌する2040年を見据えた大学院教育の改善策として、学生の進路が見込めない専攻について定員の削減や社会的なニーズが高い分野への振り替えなどを大学側に求める方向を打ち出した。 博士課程教育リーディングプログラムに取り組んだ大学では、産業界と連携した教育や研究が進んでいるが、各大学が自らの強みや特色を踏まえた人材育成ができておらず、中でも博士課程後期課程は大学院のカリキュラムと社会、企業の期待との間でギャップが生じている。大学分科会はこれら課題とポスト確保の困難さが響き、学生に大学院進学をためらわせているとみている。 こうした点を解決する方策としては、時代の要請に見合う質の高い教育を専門分野、普遍的分野の両方で実施するとともに、国際的に通用する学位授与に見直す必要があると提言した。 さらに、博士後期課程修了者の進路を企業も含めて確

    進路の見込めない専攻を縮小へ、大学院改革で中教審
    estragon
    estragon 2019/01/30
    考え方が逆だと思うし、絶対失敗する / 「博士後期課程修了者の進路を企業も含めて確保し、進路の確保が見込めない専攻について、定員の縮小や他の選考への振り替えを目指す必要があると強調している」
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