ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/column (5)

  • 日本の学校教育に足りないのは万年筆だ

    今週のコラムニスト:スティーブン・ウォルシュ [3月25日号掲載] 娘が小学校を卒業するお祝いに、万年筆を贈ることにした──友人からある日、そう聞かされた。なんて素晴らしい選択だろう。彼女の娘の将来の夢は、総理大臣になること。世界の指導者は条約に署名するのにボールペンやシャープペンシルを使ったりしない。早くから練習しておくに越したことはないではないか! とはいえ友人いわく、万年筆はいつでも使えるわけではない。彼女の娘も、授業や宿題に使えるのはシャープペンシルだけだ。なんてもったいない。万年筆を教育現場に取り入れれば、産業界が直面する革新性の行き詰まりから出生率の低下まで、日の差し迫った社会問題の解決につながるかもしれないのに。 私はよく、初めて日に来たときの最大のカルチャーショックは何だったかと聞かれる。べ物?お辞儀? を脱ぐこと? いや、実は10代後半の若者が授業で鉛筆を使ってい

    estragon
    estragon 2014/03/31
    冗談とも本気ともつかないけど、コラムというのはこういうものな気もする
  • 嫌韓デモの現場で見た日本の底力

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔7月30日号掲載〕 6月30日、私は最近話題になっている嫌韓デモに行ってみた。このデモは東京の新大久保で何年も前から、毎週日曜日に行われているものだ。私は不安を胸に家を出た。自分の身も心配だったが、新大久保の人々のことも、日の対外イメージのことも心配だった。 実は新大久保はサンフランシスコのチャイナタウンやパリの日人街と同じような「観光スポット」だ。外国人にとって、新大久保のコリアンタウンを歩くことは伊勢丹新宿店の地階と同じくらい楽しさと驚きに満ちている。伊勢丹が日がいかに洗練されているかを示しているとすれば、新大久保の街が示しているのは日が外国人に対してフレンドリーで開かれた国であり、他国の文化が生き生きと存在できる国だということだ。 だがデモのせいで、新大久保は日が外国人にとっていかに不快な国になり得るかを象徴する場所となった。嫌韓デモ

    estragon
    estragon 2013/08/18
    仏フィガロ紙記者の記事 / 嫌韓デモの現場で見た日本の底力 | 東京に住む外国人によるリレーコラム | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
  • 金子勇氏とWinnyとともに日本が失ったもの

    7月6日、ファイル共有ソフトWinnyの作者、金子勇氏が急性心筋梗塞で死去した。享年42歳。あまりにも早い死だった。警察が彼を逮捕し、Winnyを葬り去ったことによって日が失ったものは限りなく大きく、もう取り戻すことはできない。 Winnyは、2002年に開発されたP2Pソフトウェアである。P2Pというのは、インターネットでサーバを介さずにパソコン同士で直接ファイルをコピーするシステムで、1999年にアメリカで開発されたナップスターが最初である。これは著作権法違反として禁止されたが、その後も世界各国でP2Pソフトが開発された。 Winnyもその一つだが、著作権法違反に問われるおそれがあるため、金子氏(当時は東大助手)は2ちゃんねるに「47」という匿名でプログラムを投稿した。これは大量のデータをコピーするために多くの中継点に部分的なキャッシュ(一時コピー)を残し、次にコピーするときはそのキ

    金子勇氏とWinnyとともに日本が失ったもの
    estragon
    estragon 2013/07/10
    この手の国策捜査は本当にひどいと思う。だから自民党が良いかと言うと、よくないと思う。民主党が輪をかけてひどいだけで /金子勇氏とWinnyともに日本が失ったもの | 池田信夫 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本
  • 「黒田バズーカ」はなぜ逆噴射したのか

    銀行の総裁に就任した黒田東彦氏が4月4日に発表した「異次元緩和」は、強烈な印象を与えた。日銀が「2年後に2%の物価上昇率を実現するためにマネタリーベース(通貨供給)を2倍にする」と「2」で統一したプレゼンテーションは、日経済も一挙に浮上するとの期待を市場に与えて株価は急上昇し、麻生財務相は「バズーカ」と呼んだ。 それから約2ヶ月。物価はどうなっただろうか。次の図1は、東大経済学部の渡辺努教授が実験的に出している東大日次物価指数である。 図1 日次物価指数(%)出所:東大 これは算出方法も品目も総務省の消費者物価指数とは違うので単純に比較はできないが、今年初めから物価がどう変化したかを見ることはできる。1月20日に政府と日銀が共同声明で「2%の物価安定目標」を打ち出した後も、物価はやや下がっている。4月の「異次元緩和」にはまったく反応せず、その後もゆるやかなデフレ傾向は変わらない。 他

    estragon
    estragon 2013/05/28
    「黒田バズーカ」はなぜ逆噴射したのか | 池田信夫 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
  • 相手の国を知らずして攻撃して

    アメリカやイギリスがイラクを攻撃してから10年。 イラク国内では、いまだに爆弾テロが絶えません。米軍は、「イラクの治安はイラクの国軍と警察で維持できるようになった」として撤退しましたが、これが逃げ出す口実であったことは明らかです。 アメリカによる攻撃で、多数の犠牲者が出て、いまも出続けるイラク。アメリカによる攻撃が間違いだったことは、すでに歴史が証明していると言っていいでしょう。 ただ、では残虐なフセイン大統領の独裁が続いていてよかったのか、と問われると、なかなか答えにくいものですが。少なくともアメリカの攻撃の前や後にやるべきことがあったことは確かでしょう。 誌4月2日号の「予見されていたイラク戦争後」は、そんなアメリカの失敗を改めて整理しています。 米軍侵攻の3週間前、ジョージ・W・ブッシュ大統領は、こう講演していたそうです。 「解放されたイラクは近隣諸国の模範となり、自由の持つ力を見

    estragon
    estragon 2013/04/02
    相手の国を知らずして攻撃して | 池上彰 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
  • 1