自社だけでなく他社が持つ技術、アイデア、サービスなどを組み合わせ、新たなビジネスモデルや製品開発、サービス開発につなげる方法論が「オープンイノベーション」だ。イノベーティブなビジネスを行うため、企業は社内リソースや技術のみに頼るのではなく、他の企業や大学との連携を積極的に活用することを指す。 従来、企業は競合優位の技術を保有するために、自社だけで研究・技術開発を行ってきた。このようなクローズドイノベーションは、技術が日進月歩で進化していた時代には極めて有効だった。技術やアイデアは自社で囲い込むことは当たり前だった。しかし技術がより成熟した今日、企業間での技術開発の能力はますます拮抗し、競合優位性を持つ技術開発を自社のみで行うことには多大な時間と労力、そしてコストが大きな負担となってきた。 そこで自社が求める技術やアイデアを敢えてオープンにし、大学や他社の技術のライセンスを受けたり、外部から
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