Linuxを含む多くのOSは、default gw(デフォルトゲートウェイ)の 送出先を1カ所しか設定できません。このため、複数のプロバイダを契約して 接続をしていても、実際に使うことの出来る回線は1本のみとなってしまいます。 iproute2を使うと、2つのプロバイダに接続をした1台の LinuxBoxからそれぞれの接続に対して正しく通信することが可能です。 ここでは、2つのグローバルIPアドレスをDNSラウンドロビンにより リクエストを分散し、1台のWWWサーバーでそれぞれの経路から来たリクエストに 応答できるように設定を実施します。 接続概念図 ここでは、下記の接続図を想定して設定を行います。 別に3階層のネットワークでなくても良いのですが、 この構成でならばウェブサーバを100台程度まで増やすことが可能になります。 (ISP:210.149.88.1) (ISP:61.114.8