2015年8月7日のブックマーク (2件)

  • 理想と現実の狭間 - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」

    大学付属病院は、教育・診療・研究の3つのミッションを担っている。どの要素も非常に重要であり、これらを責任を持って実行する臨床教室のトップは、すべての要件を満たすことが不可欠だ。しかし、現在のように世界が急速に進展を遂げる中で、教育者として優れ、診療も他者に引けを取らず、研究者としても世界一流であるような人物がいるのかどうか疑問だ。 以前にも触れたが、大学の教室単位が小さくなったため、ひとつの教室は教授・准教授と少数の講師・助教プラス大学院生などで運用されている。この小規模化に加え、最近では、大学内に設置された多くの委員会や対外的な学会活動なども多くなり、来の重要な業務である大学病院内で求められる3要件を満たすことに四苦八苦している状況となっている。 最新の医療・医学に関する情報も加速度的に増大してきているので、これらを追いかけるだけでも大変だ。ブログを書くようになって再認識したが、他者の

    理想と現実の狭間 - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」
    eurisko1
    eurisko1 2015/08/07
    「最近では、大学内に設置された多くの委員会や対外的な学会活動なども多くなり、本来の重要な業務である大学病院内で求められる3要件を満たすことに四苦八苦している状況となっている。」
  • 反省なきメディア;笹井先生の死は何だったか? - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」

    笹井先生の死から1年が過ぎた。どこかのメディアが、STAP細胞の悲劇を振り返って、当時の理不尽に加熱した報道姿勢を反省した特集でも組むのかと思っていたが、期待は見事に裏切られたようだ。グーグルのニュース検索で調べた限りでは、何もヒットしなかった。これでもか、これでもかと容赦なく一方的に責めたてて、死に追いやるような報道をしても、その検証をすることなどない。他人には第三者委員会で検証しろと舌鋒鋭く迫るが、自分のこととなると頬かむりする。報道機関としての規範や誇りはないのか? 政治を眺めていても、野党の議員など、どこの国の政治家なのかと思うことが多すぎる。朴大統領の妹が日を擁護している報道と共に、野党の党首が安倍内閣批判を韓国でしているさまなど、まるで漫画的だ。不健全な、不思議な社会になったものだ。韓国は旭日旗を非難するが、朝日新聞社の社旗は絶対に非難しないのも七不思議の一つだ。 最近、「L

    反省なきメディア;笹井先生の死は何だったか? - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」