夏といえば怖い話だ。そして、怖い話といえばスティーヴン・キングである。 1974年に『キャリー』でベストセラー作家の仲間入りを果たしたキングは、今なおヒットメーカーの座を守り続けている。日本の小説やマンガ、アニメにも多大な影響を与えており、20世紀末から現在までの娯楽を語るうえで欠かせない偉大な作家だ。しかし著作点数が膨大なため、何から読み始めればいいのかたじろいでしまう。かくいう私も、まだ氏の作品の半分も読めていない。 今回の記事では、私が今まで読んだキング作品のうち「これは!」と思うものを五つ紹介したい。「○○が抜けているぞ!」「××よりも■■のほうが面白い!」といったお叱りの言葉があれば、ぜひコメント欄に書いていただければ感謝甚大である。 キャリー (新潮文庫) 作者: スティーヴンキング,Stephen King,永井淳出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1985/01メディア: