先進7カ国首脳会議(G7サミット)に出席するため、広島市を訪れていた英国のスナク首相は21日、中区で記者会見をした。原爆資料館で、子どもたちの遺品の三輪車や学生服を見たと明かし「ここで起こったことを忘れてはならない」と語った。 会見では、サミットを支えた日本の人々への謝辞や、日英の経済連携の強化を挙げた後、19日の平和記念公園訪問を振り返り「深く心を揺さぶられた」と力を込めた。英国の現職首相として初めて見学した原爆資料館で見た遺品も具体的に紹介。「伸ちゃんの三輪車」として知られる遺品や、血だらけのボロボロになった学生服を見たとし、G7の首脳が「平和と自由、民主主義」を推し進める大切さを強調した。 ウクライナのゼレンスキー大統領の被爆地訪問については、安全保障上の「歴史的に非常に重要なメッセージ」と指摘。米国と連携して軍事支援を続けると強調した。 会見の最後に「特に楽しんだ」として、ツイッタ