胎児もお腹の中で「味覚」に一喜一憂しているようです。 英ダラム大学(Durham University)は、このほど、英アストン大学(Aston University)、フランス国立科学研究センター(CNRS)との共同研究で、100人の妊婦の4D超音波スキャンを行い、母親が摂取した食べ物の味にさらされた胎児の反応を調査。 すると、ある味には「笑い顔」の反応を、ある味には「泣き顔」の反応を示すことが確認されました。 これは、胎児が味覚に対して直接的な反応を示す様子を捉えた初の証拠です。 研究の詳細は、2022年9月21日付で科学雑誌『Psychological Science』に掲載されています。