もうご存じですよね。 2012年、平成24年は何の年か? 平川克美さんが『小商いのすすめ』で「小商い復活の年」と述べているよう、本年は「小商い元年」です。 もとより時代がそっちに向かっているいるとは思いますが、一方で、意志をもって小商い元年としていかねば、とも思っています。 本書を発刊したミシマ社は、言うまでもなく、小商いの会社です。 5年間、一度の大ジャンプもなく、一貫して低空飛行を続けてまいりました。 その事実には、一点の曇りもありません。 同時に、そのことには何ひとつ威張る要素もありません。 ただ、誤解していただきたくないのですが、小商いの本質は、なにも低空飛行を続けることでも、儲からないことにあるわけではありません。それらは、あくまで結果であり、小商いの目的ではないわけです。 つまりは、小商いの結果、「とても儲かっていた」なんてことがあってもいい。 気づけば小商いで大商