米国防総省は、陸軍の研究所が炭疽(たんそ)菌の生きたサンプルを誤って各地の研究施設に送付し、一部が米軍キャンプ座間(神奈川県)にも送られていたことを12日に明らかにした。 炭疽菌のサンプルは2005年にキャンプ座間に送られ、2009年に廃棄されたという。既に廃棄されているため、サンプルを実際に検査できないが、送られた元の炭疽菌群を調べたところ、不活性化されているはずが生きた状態だったという。 誤送付があったのは他には米国内19州と首都ワシントン、韓国、カナダ、オーストラリア、英国の政府や民間の研究施設の約70カ所に上ることが確認されている。ユタ州にある陸軍の研究所が研究目的で不活性化したものを送るはずだったが、手違いによって生きたままになっていた。手違いの原因は不明だが、同省が過去にさかのぼって調査している。 炭疽菌の誤送付は5月22日に研究所の一つが炭疽菌が生きていることに気がつき、米疾
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