大昔にSaaSやSOA等の(当時の)ITの旬の話題のセミナーを聴きに行って、どうも話がわかりにくいなと思った時がありました。その理由を考えたのですが、どうやら講演者がSaaSにおける"サービス"とSOAにおける"サービス"の意味の違いをわからないで話していたことに気づいて納得がいきました。 一般に、英語では、一般名詞に述語として複数の意味をオーバーロードして使うことが多いので注意が必要です。たとえば、"オブジェクト"、"アーキテクチャー"なども多様な意味で使われるので、その場その場で定義を明確にしておくべきです。たとえば、"アーキテクチャー"というと基本思想的な意味で使う場合と詳細設計という意味で使う場合がありますね。 その点で、今、混乱の元になりそうな言葉として"コンテキスト"(context)(または、"コンテクスト")があります。「文脈」と訳すことが多いと思いますが、無条件に「文脈」