名前は知っていても、その生態まではあまり知られていない「ダチョウ」。 そんなダチョウの魅力あふれる生態と秘められた能力が『ダチョウはアホだが役に立つ』(幻冬舎)で触れられている。その著者で20年以上もダチョウの研究を続け、 “ダチョウ博士”の第一人者である、京都府立大学学長で獣医師の塚本康浩さんに話を聞いた。 京都府立大学学長で獣医師の塚本康浩さん この記事の画像(21枚) 塚本さんはダチョウの抗体を利用して、新型コロナウイルスを不活性化させる「ダチョウ抗体マスク」の開発者でもあるが、まずは、愛らしいダチョウの生態から教えてもらった。 自分の家族がわからなくなる? ダチョウは鳥類の中で一番背が高く、体重もナンバー1。身長は2メートル以上あり、大きい個体だと3メートルを超え、体重はメスが120キロ、オスが200キロ近くになる。キック力もジャンプ力もものすごい。 提供:塚本康浩 2足歩行では地