電気通信事業者協会(TCA)は6月7日、2011年5月末時点での携帯電話・PHS契約数を発表した。5月の契約純増数は54万8000件。総契約数は1億2072万5100件と、前月比では0.5%、前年同月比では6.7%の増加となった。 春商戦が一段落し夏モデルの発売を控えた5月の純増数は、各キャリアで明暗が別れた。純増トップは、29万9000契約を獲得したソフトバンクモバイル。4月末に発売した「iPhone 4」と「iPad 2」に加え、5月末までの申し込みだった「ホワイト学割 with 家族 2011」の駆け込み需要もあり、30万契約に近い純増となった。 11万900契約を確保し純増2位となったKDDIは、他社に先駆けてラインアップを増加したスマートフォンの販売が順調に拡大。5月純増数が10万契約を超えるのは2007年以来(約22万契約)と、春商戦後の大きな落ち込みを回避した。売れ筋商品の品