『ハヤテのごとく!』や『名探偵コナン』など、多くの人気作が掲載される「週刊少年サンデー」(以下、「サンデー」/すべて小学館)。その「サンデー」が大改革を行うと話題を呼んでいる。同誌編集長・市原武法氏が今月19日発売の38号に、ページを割いて掲載した“読者の皆様へ”の一部を、まず読んでほしい。 いつも少年サンデーを応援していただきありがとうございます。……(中略)……今後、生え抜きの新人作家さんの育成を絶対的な使命とします。この方針に反する行動をとる編集部員は容赦なく少年サンデー編集部から去ってもらいます。……(中略)……今秋以降、少年サンデー本誌もサンデー超増刊号も大改革が始まります。多くの連載作品が誌面を去り、代わりに才能溢れる新人・若手作家さんが次々と誌面を賑わすことになります。半年後にはさらに改革の速度を上げていきます。……(以下略) 編集部はもとより、連載作家も排除。その代わり、新
現在、ネット上でとあるマンガが、思わぬ注目を集めている。そのマンガとは、2月に発売された「月刊アフタヌーン」2015年4月号で完結を迎えた料理マンガ『マルさんのスナック』(共に講談社)だ。 本作はいわゆる、“料理マンガ”ジャンルに属する。料理マンガといえば、『孤独のグルメ』(扶桑社)や『深夜食堂』(小学館)など、映像化される作品も多く、近年注目を集めているジャンルのひとつである。そんな中で『マルさんのスナック』は、料理シーンや食事シーンが圧倒的に“ホモくさい”として、以前からたびたび話題となっていた。体格がよくて、短髪、ヒゲ面、体毛も濃い、つぶらな瞳を持つ“いかにも”な風体の主人公・マルさんが至福の表情で食事をする様は、料理マンガの枠を越えて支持されることに。 一部からアツい支持を受けた本作だが、連載終了と共に、ネットでは作者・シオミヤイルカ氏が、今年1月に自身のツイッターでつぶやいたツイ
タイトルを見て前のめりになった読者も多いのではなかろうか。今回紹介するマンガは『赤城と比叡』(白泉社)。ゲーム『艦隊これくしょん-艦これ-』の熱気が続く中での、このタイトル。比叡を嫁にして日々妄想に励んでいる筆者も即購入である。 もちろん、表紙を見てもわかる通り、本作は“艦娘”も美少女も出てこない、熱い戦記ものの短編集である。作者・黒井緑による独特のペン絵は、とにかく細かい。登場する艦船の細かいところまで、とことん書き込みをしているのだ。執拗にペンで描き込まれた絵。そして、同じくペンで書かれる細かい解説。それらが艦船に魅せられた作者の熱い想いを伝えてくれる。この本には表題作「赤城と比叡」のほか、第一次大戦におけるUボートを主題にした「オットー・ゲディンゲンと三隻の装甲巡洋艦」、ソロモン海における死闘を描く「本日夕立強シ。」など、8編が収録されている。 表題作「赤城と比叡」は予想だにしないも
マンガ『キャンディ・キャンディ』の作者・いがらしゆみこの息子で、コミックエッセイ『わが輩は「男の娘」である!』(実業之日本社)でも知られるタレント・いがらし奈波をはじめ、じわじわと市民権を得はじめている“男の娘”や“女装子たち”。その存在自体は広く知られているが、彼女(?)たちの実像を知る機会はそう多くない。そんな中、5月15日に放送された『有吉ジャポン』(TBS系)では、“女装子”の知られざる生態が明かされていた。 番組では、男の娘アイドルユニット「最先端ガールズ」などが出演する日本最大級の女装イベント「プロパガンダ」の来場者を取材。通っていたメイドカフェの店員から“ロリータ服の魅力“を聞いて、着てみたくなったという34歳の男性や、妹のセーラー服を着たことがきっかけとなり、制服に目覚めた30代以上の方など……女装子が「女装を始めたきっかけ」はさまざま。ブルマと体操服を着用した3人の子持ち
年間三万人近くが自殺するという“自殺大国”の日本に生まれて二十数年。死にたいと思ったことはあるが、自殺しようとしたことはまだ一度もない。死にたかったときの私は、単に気に食わない世界を丸ごと消滅させたかったのだと思う。具体的なことなんか何も考えちゃいなかった。 実際に私が死んだらどうなるだろう。親兄弟に友人知人、“私”の死が彼らの間で何を引き起こすのか。“現実的に”何が起こるのか? それを想像すると青くなる。数は少なくとも泣く奴はいるだろう。仕事の取引相手は困るだろう。まだ今生を終わらせるには早すぎる。死神に電話して、「申し訳ないけどキャンセルで」と頭をかくしかない。そうできるのは多分幸せなことだ。そして怖いことだ。私が死んだら泣いたり困ったりする人がいるというのは。極めて幸福な不自由さに、私は今日も生かされている。 だが、私をこの世につなぎとめてくれている不自由さとは関係なく、“勝手に自殺
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