1 戦争を始める力 ロシアによるウクライナへの侵攻が止まりません。先にもコラムで取り上げましたが、プーチンの計略に対して、ウクライナは国民一丸になって必死に抵抗して、ロシアの思い通りにさせていません。ロシアも引かず、そのため戦争が長引く気配が漂ってきました。 20世紀は、その前半の余りにも大きな犠牲を払った教訓を踏まえて、後半は人類が学習する世紀であったはずです。ところが21世紀になり「自国ファースト」主義が世界を席巻しました。東西対立が崩壊して、イデオロギーの対立が宗教的な対立に移り、そして今度は主義思想に準じない「自国ファースト」は、その目的が単純であるがために、譲歩することなくひたすら自らの欲望を果たすために邁進します。 言い換えると、成熟した民主主義となり以前と比べて「共通の敵」が乏しい現代、自国をそして国民を満足させて自分の権力を保つためには、政治・経済で相手に譲ることなく自国の
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