【ジュネーブ支局】AFP通信によると、世界保健機関(WHO)は24日、メキシコと米国で、最近数週間に豚インフルエンザの人への感染が相次ぎ、メキシコ市周辺で少なくとも約60人が死亡した疑いがあることを明らかにした。 WHO報道官によると、メキシコで感染の疑いがあるケースが800件報告されており、メキシコ市周辺で57人が死亡。同国中部のサンルイポトシで3人の死亡が確認された。 米国南西部のカリフォルニア、テキサス両州では、7人が感染の疑いがあるという。 今回、米国で確認されたウイルスはH1N1型で、メキシコに関しては不明という。メキシコでの感染者の多くは健康な若者という。 米疾病対策センター(CDC)によると、1976年と88年に、米国で豚から人への感染で計2人が死亡した例がある。