歩き旅シーズンなので立て続けに旅に出ています。古市駅を出発して白鳥陵→墓山古墳→誉田(こんだと読む)八幡宮→応神天皇陵→仲津山古墳→允恭天皇陵→土師ノ里(はじのさと)駅と歩き、ここから列車で三国ヶ丘まで移動して仁徳天皇陵へ行きました。 実は古市古墳群についてかねてから疑問に思っていたことがありました。前方後円墳の向きがバラバラであることです。古代人は方角を重要視していたはずで、この古墳の向きには何かしら法則が隠れているのではないかと半ば期待していました。以前 国立歴史民族博物館の学芸員に質問したところ、古墳は元の地形を活かして作られていて、その向きには人為的な法則性は無いとの答え。ちょっとがっかり。しかし、現地を見てこの学芸員の回答を理解しました。なにしろ大きすぎるのです。作るのに精一杯で、その向きを工夫する余裕はなかったであろうと考えられました。 古市駅から白鳥陵はすぐです。古事記で最も