2012年3月12日、計算機科学分野の権威ある賞、チューリング賞(wikiはこちら)をJudea Pearl先生が受賞されました(米記事はこちら、日本記事はこちら)。Pearl先生は「因果推論」分野の権威です。因果推論はベイジアンネットワークや構造方程式モデリング(SEM、パス解析)などの基本理論になります。チューリング賞が出たこともあって因果推論が注目されそうですが、難易度が高い分野でもあります。そこで、私が読んで理解が進んだ本を紹介致します。 まずは、このエッセイ本を読むと「因果関係とは何か?」「効果とは何か?」といった事をとてもイメージしやすくなります。これは医療統計分野の本なので、「ランダム化試験」という用語で因果関係を説明していますが、web業界の方はA/Bテストと言った方が分かりやすいかもしれません。A/Bテストをすることでレイアウトの良し悪しが判明するのも、基礎には因果推論の
今、“ビッグ・データ”というキーワードが注目を集めている。その流れを大きな商機ととらえたベンダー各社は“ビッグ・データ活用”をうたう製品を相次いで市場に投入している。ユーザー企業にとっては、どの技術、製品、ソリューションをどういった形で、どう用いるのが適切なのかが見えにくくなっているのが実情ではないだろうか。そこで編集部では、ビッグ・データに関する市場動向、技術動向を整理し、ベンダー間の競合の行方を見定めるべく、この連載の第1回として、アイ・ティ・アールのリサーチ統括ディレクター/シニア・アナリスト 生熊清司氏に話を伺った。 藤本和彦/Computerworld.jp “ビッグ・データ”というキーワードが、2011年ごろからIT系のメディアや情報紙誌、書籍、イベントなど各所で取り上げられ、大きな注目を集めている。ビジネスの流れがますます速くなり、世界が流動化するなか、ビッグ・データの活用
戦略プランニングにおいて過ちを犯しているシニア・エグゼクティブが多すぎる。彼らが間違ってしまうのは「トレンドを解釈する方法」を知らないからだと、IT専門のリサーチ/コンサルティング会社である米国ブルス・リサーチ・アソシエイツの創設者兼CEO、ダニエル・ブルス氏は指摘する。 ――大半の企業が立てているビジネス戦略のいったいどこが悪いのでしょうか。 上級幹部、すなわちCレベル役員たちは、戦略を実施することに多くの時間を割いています。にもかかわらず、彼らは戦略のすべてを実行できていない可能性があるのです。戦略プランはしばしば、紙の文書として作成されますよね。我々は会議を開き、目的やゴール、タイムラインや説明責任といった項目を含めて当該の文書を記述していくわけです。ところがこの文書は、次の戦略プラン会議が開かれるまでそのまま放置され、次回のミーティングでまた新しいものが作られるというサイクルが一般
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