「お疲れ様でーす。先輩はなんのプロジェクトでしたっけ」 「ああ、お疲れさん。どこのプロジェクトって、あ、そうか先月で終わったからね。それは教えてなかったな。そーか、それじゃ久しぶりだ」 「そうなんですよ、私もこう見えても売れっ子で忙しいんです。先輩の相手ばかりしてられないんですよ」 「それは助かるな。もっと忙しくなるとこうやって邪魔されずに仕事に…あ、痛っ」 「どうしたんですか、天罰じゃないんですか。神様ってちゃんといるんですね」 「最近の神様は随分とカジュアルな格好しているんだな、ってもう…」 「久しぶりなんですからもう少し嬉しそうにサービスしてくれてもいいでしょ」 「先に賽銭を要求するところも神様だな」 「暇なんですよね、コーヒー奢ってください。どこがいいかな。たまには隣のビルのcカフェに行きましょうか」 「それで今日は何を相談したいんだい」 「別に相談なんてありませんよ。売れっ子です