日本たばこ産業(JT)は25日、全銘柄の出荷を30日から4月10日まで停止すると発表した。販売店によっては一時的に品不足になる可能性もあるという。 東日本大震災で、タバコを製造する6工場のうち、栃木県と福島県の工場が被災した。タバコの葉を加工する工場、フィルターや包装材の製造工場も影響を受けており、安定的に製品を出荷できる見通しが立たなくなったという。 4月11日から「マイルドセブン」や「セブンスター」など人気のある数銘柄で出荷を徐々に再開する。5月中旬には主要25銘柄を出荷できるようにする。その後、段階的に出荷する銘柄を増やしていく予定。ただ、すべての銘柄を製造できるようになる時期は未定だという。