ラグジュアリーやデザイナーズのメンズバイヤーを長年経験し、数多くのブランドをこれまで見てきましたが、その中心にいつも君臨していたデザイナーがいた。 そう、エディスリマン。 伝説のディオールオム、シーンに復活したサンローランパリ、そして彼が「不在」だった時期さえも僕は彼の影をずっと追っていた。 何故そこまで入れ込んだのかというと、2003年〜2007年頃に巻き起こったディオールオムによるあのムーブメントが本当に痛烈だったから。「メンズファッションにおける現代の最重要人物」というイメージをこの時期に痛いほど植えつけられたのだ。 シリーズでご紹介してきた「パリで観た名コレクション」。堂々の第一位はそのエディスリマンがディオールオムを退任後、約5年間の沈黙を経て復活したサンローランパリのメンズファーストコレクション。 僕はエディスリマンの復活をずっと心待ちにしていたので、このコレクションにはとにか
![エディスリマンについて語る パリで観た名コレクション【最終章】 |saito/POESIES(ポエジー)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4df6a9b1b487094313bf6f3905239c69bb371e36/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F68288227%2Frectangle_large_type_2_be4e31d936f131615c1611a04749a8d7.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)