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ブックマーク / kazu-yamamoto.hatenablog.jp (5)

  • Haskellの神話 - あどけない話

    Haskell の優雅さを示すためによく使われるコードは、優雅さと分かりやすさだけに特化しており、現実的には遅いことが多い。書き手は他に効率のよい実装があることを知っているのだけれど、読み手はそうではないから、後で効率が悪いと気づいて愕然とするみたいだ。 この記事では、神話になっている例を3つ取り上げ、効率のよい実装と合わせて紹介する。その 3 つの例とは、以下の通り。 フィボナッチ数 素数生成 ソート フィボナッチ数 遅延評価を活かした優雅なフィボナッチ数の実装は、以下の通り。 fib n = fibs !! n fibs = 0 : 1 : zipWith (+) fibs (tail fibs) Haskellの「fib = 1:1:zipWith (+) fib (tail fib)」はとても遅いにも書かれているように、この実装は遅い。 その理由は、(+) の計算が遅延し、その待機

    Haskellの神話 - あどけない話
  • 素数判定 - あどけない話

    要約:素数判定に使われるミラーラビン法を解説しながら、Haskell で実装してみる。 フェルマーテスト 大きな数を確実に素数だと判定するには、大変時間がかかるので、実用的には「ほぼ素数だ」と確率的に判定する。確率的な素数判定の代表格がフェルマーテストである。 フェルマーテストには、以下に示すフェルマーの小定理を利用する。 a^p ≡ a (mod p) a は任意の整数。p は素数である。法 p の下で a を p 乗したものは、a と合同であると言う意味だ。a には制限はないが、特に a を p より小さい整数、0 ≦ a ≦ p - 1 とすれば、a を p 乗して、p で割ると a に戻るとも解釈できる。 最初に見たときは、だからどうしたと思われるかもしれない。しかし、有名なフェルマーの大定理が実用上何の役にも立たないのに対し、フェルマーの小定理はいろんな場面で活躍する。 実際に計

    素数判定 - あどけない話
  • 第六回迷惑メール対策カンファレンス - あどけない話

    第六回迷惑メール対策カンファレンスでチュートリアルの講師を務めました。参加者のみなさん、ありがとうございました。関係者のみなさん、お疲れさまでした。 主催者側の手前味噌の評価で申し訳ありませんが、たくさん質問が出て盛り上がったと思います。イベントでは、通常なかなか質問が出ませんが、今回成功したのは、以下の理由からではないかと推測します。 迷惑メール対策の中でも法改正に焦点を絞った そのおかげで客層のバラツキがなくなった チュートリアルは技術も入れるという案を退けて、法律のおさらいを強く押してよかったです。言い出しっぺの法則で、僕が講師をやることになった訳ですけど。。。 チュートリアルでは、法律の初心者を突き放さないよう考慮した 「あ、私でも質問していいんだ」という雰囲気作りができたと思う マイクの前に立つのをためらう人のために、紙で質問できるようにした 結果、80枚ぐらい提出して頂いた 量

    第六回迷惑メール対策カンファレンス - あどけない話
    faerie
    faerie 2008/11/05
  • Haskellチュートリアル - あどけない話

    先週、僭越ながら Haskell チュートリアルをやりました。その資料を公開します。 Haskell プログラミング 〜 純粋関数型言語への誘い〜

    Haskellチュートリアル - あどけない話
  • はじめての Haskell - あどけない話

    昨日、友達にこんなことを話しました。 Haskell でプログラミングするときは、とりあえず効率のことは忘れる。 メモリーは無限にあると考え、コンパイラーと遅延評価が頑張ってくれると信じる。 Haskell では what を記述する。 効率を考えている時点で、how である。 what と how は、同一視されがちであり、区別するには訓練が必要。 変数は初期化できるが、再代入できない。 だから、インデックスが必要な for はない。 繰り返しが質なら、再帰で書く。 単にリストを走査したいなら map を使う。 リスト処理が得意なので、なんでもリストに落とし込む。 もう一度言うけれど、メモリーは無限にあると考えるから、リストが大きくても気にしない。 行を数えてみる ファイルの行数を数えるプログラムを考えるとします。命令型の頭で考えると、一行ずつ読み込みながらファイルの終わりまでループを

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