【ニューヨーク小坂大】来月12日(日本時間13日)に開幕するバンクーバー冬季五輪に向け、フィギュアスケートのロシア選手が披露した大胆な衣装が物議を醸している。モデルとされたオーストラリアの先住民は「侮辱だ」と反発し、開催国カナダの先住民団体も「本当にがっかりした」と声を上げた。 問題となったのはアイスダンスで昨シーズンの世界選手権を制したオクサナ・ドムニナ(25)とマキシム・シャバリン(28)の衣装。前哨戦となる欧州選手権(エストニア)で五輪向けのオリジナルダンスとして、オーストラリアの先住民族アボリジニを参考にした衣装と踊りを披露した。審判団からは高い評価を受け、最終的にロシア組は優勝した。五輪でも有力な金メダルの候補とされている。 しかし、褐色の肌を表す全身スーツに、木の葉をイメージした腰巻きをつけた衣装のデザインなどが「侮辱的で文化を冒とくしている」とオーストラリア先住民が非難。これ