認知症の正しい知識を身につけた「認知症サポーター」を広めようというシンポジウムが開かれ、震災の時に、避難所でサポーターが協力して、認知症の人が不安にならないよう、夜間の見守りや声かけを行ったことが報告されました。 「認知症サポーター」は、認知症の人やその家族が地域で孤立せずに安心して暮らせるよう、厚生労働省や自治体が平成17年度から始めたもので、認知症の症状について学ぶ講座を受講するとサポーターに認定されます。 18日は、サポーターの数が全国で300万人を超えたのをうけて都内でシンポジウムが開かれ、各地の取り組みが報告されました。 このうち、町民全体の1割がサポーターになっている宮城県南三陸町の保健師は、「多くの人が認知症の人への接し方を学んでいたので、震災後の避難所でも、慣れない環境で認知症の人が不安にならないよう、夜間の見守りや声かけを自然と行うことができた」と報告しました。 また、滋