作品を鑑賞する受け取り手側にも「ゾーンに入る」という概念を取り入れたら、感想を言い合ったり議論をしたり良いところ悪いところを探してみたりする際にもっと滑らかに柔らかくより深くに潜れるんじゃないだろうかという話に最終的になるんですけど、そこまでがたぶん長い。 みなさん、ゾーンという概念をご存知でしょうか。最近は『黒子のバスケ』で特殊能力の名称みたいなノリで取り上げられててちょっと使いにくい言葉にはなっているのですが、別にそんな厨二的なものではなく普通に現実に存在する概念です。もともとはスポーツの現場で使われる言葉で「ボールが止まって見えた」とか「今は外す気がしない」とか聞いたことあると思うんですけど、ああいうのが「ゾーンに入ってる」状態ですごい簡単に言うと集中の極致。普段の僕たちはああしようこうしようあれを踏まえるとここを押えなくちゃとか色々なことを意識無意識問わず考えながら行動を都度都度選