22日から「Go Toトラベル」が東京発着以外の旅行を対象に始まります。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎながら旅行を楽しむにはどうすればいいのか、筑波大学のグループがAI=人工知能を使ってシミュレーションを行ったところ、カギとなるのは濃厚接触者の追跡だという結果になりました。 このシミュレーションは筑波大学の倉橋節也教授らのグループが行ったものです。シミュレーションでは実際の観光地をモデルにした架空の街という想定で、現在の全国的な感染状況も考慮して、この街には、もともと1人だけ感染者がいると仮定しました。 そのうえで観光客を一切受け入れなかった場合と、観光客を受け入れ訪れる人たちの中に毎週1人感染者がいた場合で、この街の病院に入院する重症患者の数に変化があるかを試算しました。 その結果、観光客を受け入れた場合は、マスクの着用やホテルや観光施設に透明なカーテンを設置するなど接触を減らす対策