サイバーパンク作品における街並みのイメージ。写真は上から東京・渋谷(日本)、ニューヨーク州タイムズスクエア(アメリカ)、ヌエボ・レオン州モンテレイ(メキシコ)、サンパウロ(ブラジル)。 サイバーパンク(英: cyberpunk)は、近未来のディストピアを舞台としたサイエンス・フィクション(SF)のサブジャンルである。人工知能やサイバーウェア(英語版)などのテクノロジーが高度に発達した社会で、抑圧的な支配や腐敗した体制などのディストピアに反抗する姿勢が描かれる[1][2]。 サイバーパンクの多くは、1960年代から1970年代のニュー・ウェーブ運動に根ざしている。この用語は、ブルース・ベスキ(英語版)の短編小説『サイバーパンク(英語版)』(1983年)が初出である。ウィリアム・ギブスンの小説『ニューロマンサー』(1984年)は、サイバーパンクをジャンルとして確立することに大きく貢献した。その