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  • 世界最古の具象画か、狩猟描いた4万4000年前の洞窟壁画 インドネシア

    インドネシア・スラウェシ島で見つかった洞窟壁画。豪グリフィス大学提供(2019年12月11日公開)。(c)AFP PHOTO/RATNO SARDI/GRIFFITH UNIVERSITY 【12月12日 AFP】先史時代の狩猟の場面を描いたインドネシアの洞窟壁画が、4万4000年近く前に描かれたことが分かったとする新研究が11日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。世界最古の具象画である可能性があり、高度な芸術文化が存在していたことを示す発見だという。 この壁画は2年前、同国のスラウェシ(Sulawesi)島で見つかった。幅4.5メートルの壁面に、やりやロープのようなものを手にした半人半獣の狩人に追われる野生動物が描かれている。時代的に最も新しい部分には、鳥や爬虫(はちゅう)類といった生物の頭に人の体を持つ狩人たちが、暗い赤色で描かれている。 豪グリフィス大学(Griffit

    世界最古の具象画か、狩猟描いた4万4000年前の洞窟壁画 インドネシア
  • 小惑星の衝突、恐竜時代以降に急増 研究

    太陽と同程度の年齢、大きさの恒星の周回軌道上にある大規模な小惑星帯の想像図。NASA提供(2005年4月20日公開)。(c)HO / NASA / AFP 【1月18日 AFP】地球や月に衝突する小惑星の数が、恐竜時代以降に2~3倍に増加しているとの研究結果が17日、発表された。恐竜は1個の巨大な隕石(いんせき)の衝突によって地球から永遠に姿を消した。 米科学誌サイエンス(Science)に掲載された論文によると、この衝突発生ペースの増大が始まったのは2億9000万年前頃で、火星と木星の公転軌道の間にある小惑星帯で何らかの大規模な天体衝突が起きた時期と重なる可能性が高いという。 この天体衝突で発生した残骸の一部が地球と月に向かって進んでいった結果、小惑星の衝突率が2億9000万年前より前の衝突率より2.6倍高くなった。 論文の共同執筆者で、英サウサンプトン大学(University of

    小惑星の衝突、恐竜時代以降に急増 研究
  • 古代ピラミッドの遺構、「屈折ピラミッド」付近で発見 エジプト

    エジプト・ダハシュールの王家の墓地遺跡で発見された、約3700年前に造られたピラミッドの遺構。エジプト考古省提供(2017年4月3日提供)。(c)AFP/EGYPTIAN ANTIQUITIES MINISTRY 【4月4日 AFP】約3700年前に造られたエジプトのピラミッドの遺構が、スネフル王(King Snefru)の有名な「屈折ピラミッド」の近くで発見された。同国考古省が3日、発表した。 考古省によると、古代エジプト第13王朝時代のものとみられるこのピラミッドは、首都カイロ(Cairo)から約30キロ南に位置するダハシュール(Dahshur)にある王家の墓地遺跡で発見されたという。 考古省は、発見物の中には「古代エジプト文字ヒエログリフが縦に10行刻まれたアラバスター(大理石に似た白い石)のブロック1個」が含まれていると同遺跡の発掘チームを率いるアデル・オカーシャ(Adel Oka

    古代ピラミッドの遺構、「屈折ピラミッド」付近で発見 エジプト
  • 恐竜の進化史書き換えか 「革命的」新系統樹、英チームが発表

    ティラノサウルス類の骨格標を見る人。モンゴルの首都ウランバートルの博物館で(2016年7月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/Johannes EISELE 【3月23日 AFP】恐竜は130年もの間、その複雑な系統樹の最初の分岐点として「鳥盤類」と「竜盤類」の2大グループに分類されてきた。だが、教科書や古生物学界で疑いようのない事実として説明されてきたこの系統樹を覆す可能性のある「革命的」論文が22日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。 論文の共著者、英ロンドン(London)自然史博物館(Natural History Museum)のポール・バレット(Paul Barrett)氏は「われわれの研究は130年にわたる定説を覆すものだ」と語った。 研究チームが原始的な恐竜の特徴を詳細に分析した結果、竜盤類に分類されるティラノサウルス・レックス(T・レックス)と、鳥盤類に属

    恐竜の進化史書き換えか 「革命的」新系統樹、英チームが発表
  • 地球最古の化石発見、約40億年前の生命の痕跡

    カナダ・ケベック州のヌブアギツク・スプラクラスタル・ベルトで見つかった、地球最古の化石。熱水噴出孔の堆積物の中に、赤鉄鉱の管が確認できる。ネイチャー誌提供。(c)AFP/NATURE PUBLISHING GROUP/MATT DODD 【3月2日 AFP】(更新)38億~43億年前の地球に生命が存在したことを示す「直接的証拠」となる最古の化石を発見したとの研究論文が1日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。 発見者である英ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(UCL)のドミニク・パピノー(Dominic Papineau)教授によると、見つかった微化石は、これまで最古とされてきた化石よりも約3億年古い。 見つかったのは、鉄をべる海生バクテリアによって形成された糸状構造と赤い管の化石で、幅はヒトの髪の毛の半分ほど、長さは最大0.5ミリ。化石を宿すことが知られている白い花のよ

    地球最古の化石発見、約40億年前の生命の痕跡
  • ニュージーランドは未知の大陸「ジーランディア」の一部 研究

    南太平洋の海面下にあると主張される大陸「ジーランディア」の範囲を示した図。(c)AFP/Gal ROMA 【2月17日 AFP】ニュージーランドは、その大半が南太平洋(South Pacific)の海面下にある「ジーランディア(Zealandia)」大陸の一部として認識されるべきとする研究結果が17日、発表された。 研究者らによると、「ジーランディア」は地質学上、独立しており、標高や地質、地殻、領域などの条件が他の大陸に適用されている全ての基準を満たしている。 米地質学会「ジオロジカル・ソサエティー・オブ・アメリカ(Geological Society of America)」が発行する学術誌「GSAトゥデイ(GSA Today)」に掲載された論文によると「ジーランディア」の面積は500万平方キロで、全体の94%は海面下にある。 また論文は、ニュージーランドの北島(North Island

    ニュージーランドは未知の大陸「ジーランディア」の一部 研究
  • 「無駄多い」有性生殖の存続理由は病気予防 ミジンコで証明 研究

    セルビア首都ベオグラードで、月明かりに浮かぶカップル(2004年7月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/KOCA SULEJMANOVIC 【12月21日 AFP】進化の観点から言えば、有性生殖はいずれ消失してしまうように思えるかもしれない。自然界にも存在する無性生殖と比べれば、時間と労力の大変な「無駄」だ。 例えば羽づくろいしたクジャクは、トラや野犬の格好の餌になるのに雌の前で気取って歩く。たとえ捕者がいなくても、有性生殖とそれに伴う儀式は危険を伴う。一方で、ヒトデやバナナなど、無性生殖や単為結果によって子孫や実を残す動植物もある。コモドオオトカゲなどはどちらも行う。 端的に言えば、雄が関与しない無性生殖の方が速くて楽だ。それでも、動植物が次世代に遺伝子を伝え、種の生存を確保するのに今も圧倒的に多く使われる手段が有性生殖であることには変わりはない。 英スコットランド(Scotland

    「無駄多い」有性生殖の存続理由は病気予防 ミジンコで証明 研究
  • 色覚は3億年以上前から存在か、魚の目の化石が示唆

    米メリーランド(Maryland)州ボルティモア(Baltimore)の水族館に展示された魚の目のディスプレー(2008年4月23日撮影、資料写真)。(c)AFP/TIMOTHY A. CLARY 【12月24日 AFP】地球に大陸が1つしかなかった太古の時代の魚の目の化石の研究から、色を認識する視覚が3億年以上前には存在していた可能性があることが分かったとする論文が23日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)で発表された。 熊大学(Kumamoto University)などの研究チームは、恐竜が現れるはるか以前に生息していた棘魚(きょくぎょ)の一種の化石を分析し、光を感受する「棒状」と「円錐状」の視細胞を発見した。これら「桿体(かんたい)」細胞と「錐体(すいたい)」細胞とみられる構造は、これまでに発見された中で最古のものという。 論文

    色覚は3億年以上前から存在か、魚の目の化石が示唆
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