イギリスの大英博物館は日本を代表する浮世絵師、葛飾北斎の未公開作品100点余りがフランスで新たに見つかり、これを収蔵したとしてオンラインで公開を始めました。 大英博物館は3日、江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎の未公開作品103点を収蔵したと発表し、オンラインで公開を始めました。 発表によりますと、これらの作品は1829年に「万物絵本大全図」という本の挿絵として描かれましたが、本自体は出版されなかったということです。 その後、作品は日本の美術品の収集家として知られるフランスの宝石商が所有し、1948年に競売にかけられたあと、フランスの個人収集家が所有していたとみられていて、去年、フランスのパリで見つかったということです。 北斎がこれらの作品を描いたのは、代表作の「富嶽三十六景」を手がける2年ほど前で、当時の創作活動は妻の死や脳卒中などの影響で活発ではなかったとされています。 これについて、大