先生を支援するICT支援員を配置 ――小中一貫教育に移行して丸3年が経過した現時点での成果として挙げられるのは。 大きな眼目としていた「中1ギャップの解消」により、問題行動が大幅に減少し、不登校やいじめも減っています。学力も伸びてきていると教育委員会から報告を聞いています。 これまでは、小学校から中学校に進学する際に内申書類を付けてバトンを渡し、バトンを受けた中学校は中学校で対応していました。でも、子どもや親から見ると、1回切れることになります。9年間の小中一貫教育なら、そこは切れないで、よく分かった先生がいてくれたり、小6で世話した先生がちゃんと中1で一緒にやってくれたりします。小4か小5くらいからは、中学校の理科の先生が授業に来てくれるなど、日常的にも交流があります。子どもたちにとっては、いわゆる中1ギャップと呼ばれる心理的な階段が低くなるわけです。 中央校の職員室。小中(1年~9年)