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ブックマーク / wedge.ismedia.jp (24)

  • 教育に投資すると、「私」だけではなく「みんな」が豊かに

    ライフネット生命会長・出口治明さんが「歴史」や「教養」をテーマに、さまざまな有識者をゲストに迎える対談企画「出口さんの学び舎」。技術革新やグローバル化により変化の激しい現代で、ぶれない軸を持って生きていくために必要なものとは何か、対話を通じ伝えていく――。 「教育投資」への反感はどこから? 出口:アメリカの研究などでは、できるだけ幼児期に教育投資したほうが、効果が高いという研究結果が発表されています。教育のどの段階で何にどう投資すれば意味があるのでしょう。 中室:わぁ、いきなり奥の深い質問ですね。まず、経済学では、教育を「投資」と考えますが、一般の方にとってはあまりそうした考え方が馴染みがないようです。私がテレビなどで「経済学教育投資と考えています」と言うと、「自分の大事な子どもに対してお金をかけるのは、投資ではない。別に見返りを求めているわけではない」という批判のご意見が寄せられま

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  • 失業時代から労働力不足時代へ、頭の切り替えが必要

    長期にわたって失業に悩んできた日経済が、急に労働力不足に悩むようになりました。アベノミクスによる景気の回復が影響していることは疑いありませんが、じつは景気変動よりも質的な、少子高齢化による現役世代人口の減少が、さらに大きく影響しているのです。 後から振り返ると、アベノミクスが失業時代から労働力不足時代への転換点であった、という事になる可能性も高いと思われます。そうなると、従来はデフレが問題だったのがインフレが問題となり、経済対策も需要喚起から供給力強化へと、180度舵を切る必要が出てくるかも知れません。そうなると、資産運用に際しても、企業経営に際しても、従来とは全く異なる視点が必要になってくるでしょう。 失業の時代から労働力不足の時代に、大きな転換が生じている バブル崩壊後の日経済は、長期にわたって需要不足に悩み、政府と日銀は失業問題と取り組んで来ました。国民が勤勉に働いて大量のモノ

    失業時代から労働力不足時代へ、頭の切り替えが必要
  • 「ミスタースワローズ」岩村明憲が福島で現役を続ける深いワケ

    「ミスタースワローズ」岩村明憲が福島で現役を続ける深いワケ 岩村明憲(ヤクルトスワローズ、福島ホープス他) 岩村明憲(Akinori Iwamura) ヤクルトスワローズ→タンパベイ・デビルレイズ→ピッツバーグ・パイレーツ→オークランド・ アスレチックス→東北楽天ゴールデンイーグルス→東京ヤクルトスワローズ →福島ホープス 1979年2月愛媛県宇和島市生まれ。宇和島東高校時代には甲子園に出場していないにもかかわらず、高校日本代表に選ばれ、4番を打った。96年ドラフト2位でヤクルトスワローズに入団。2004年には44塁打を放つなど、強打者として活躍する一方、守備の名手に与えられるゴールデングラブ賞も6度受賞している。 現在は山田哲人選手が付けている「ミスタースワローズ」の代名詞、背番号1を背負っていた。メジャーリーグ移籍後もレギュラーとして活躍し、ワールドシリーズにも出場。06年、09年の

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  • 地方をダメにする ふるさと納税の不都合な真実

    ふるさと納税」の人気が沸騰している。2015年度上半期の実績は454億円と、前年同期の3.9倍にも及ぶ。下半期は駆け込み需要があるため、さらに伸びると予想されている。 元来、都市部に住む人が、都市部にいながらふるさとに納税をするという、地方応援のための税制優遇策に過ぎなかったこの制度の人気に火をつけたのは返礼品という「お返し」だ。この2年ほどで「住民税・所得税で税制控除も受けられ、さらに地方の特産品をもらえてお得」というイメージが広まった。しかしその裏側では、ふるさと納税を獲得するために、地方自治体間で激しい高額返礼品競争が発生。1000万円の寄付に750万円の宅地を贈ろうとする自治体が現れるなど、税制としての質からかけ離れた実情に、総務省が警告を出すに至った。 現状を放置すれば、地方は活性化するどころか、産業競争力も財政も悪化する危険性がある。都市部の側も、高額納税者ほど得をする上に

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