日本中で最も数学能力が低い実装者によるQRコードBCH符号実装 QRコードのエラー訂正に使用されているリード・ソロモン符号の作成方法、及びガロア拡大体などの付随する技術の習得は終わりましたが、QRコードの厄介な問題はまだ解決したわけではありません。QRコードにはまだ「BCH符号」なる意味不明なものが残っているのです。 ところで、この「BCH符号」とは一体何なのでしょうか。いつもながら、まずはWikipediaの当該項目を読んでみましょう。「BCH」が発見者のイニシャルにちなむものであることや、リード・ソロモン同様にエラー訂正に使用されることが書いてあります。どうやらこれもエラー訂正に使用する手法のようです。 ところが、それ以降の記述は何の役にも立ちません。一体何を書いているのかさっぱり分からないのです。Wikipediaの数学項目といえば、日本語版よりも英語版に良質な記事がそろっているので