エルメス(HERMÈS)は、アーティスティック・ディレクターのナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキーによるセカンドコレクション、2016年春夏コレクションをフランス・パリで発表した。 ショーは“ブルー・ノワール(濃紺)”のイブニングからスタート。スイムウェアやジャンプスーツを差し込み、メゾンの原点ともいえるスポーツスピリットを香らせる。続くのは、潔さを感じさせるほどシンプルに仕立てたドレス。ムダをそぎ落としたデザイン、すっきりとした美しいライン。力強さとエレガンスが飛び交うスタートダッシュを切る。 中盤を彩るのは、ホワイトや、ヴィヴィッドなブルー・レッドの装い。軽やかなワンピースやプリーツスカートのシルク素材は、ジャガード織りなどエルメスならではのアプローチ。レザーとプリントシルクが重なったプリーツからは、歩みにあわせて馬車模様が顔を出す。足元には、スニーカーを添えて、クラシックなスタイルに