Google Code で macfuse がリリースされたのをきっかけに、FUSEをみんながおもちゃにするに違いないと思ったのにだれもおもちゃにしていないみたいで、くやしかったので自分でおもちゃにしてみました。 FUSEの利点は、ファイルシステムという今まで数十年間使われてきた標準的なインターフェイスに任意のサービスをマッピングできるということにあります。数十年間、ファイルシステム上でファイルを扱うために様々なツールが開発されてきました。ファイルシステムにサービスをマッピングできるということは、数十年間蓄積されてきたファイルを扱うためのツールをそのままサービスを扱うためのツールとして利用できるということです。 例として WikipediaFS, view and edit Wikipedia articles as if they were real files を見てみましょう。このw
前回の記事では、シンクライアントにいたるまでの「端末」の歴史を説明するとともに、シンクライアントにどのような利点と課題があるのかを簡単に述べた。次に、シンクライアント実現する方式にはどのようなものがあるのか、仕組みや製品ごとに述べていきたい。 シンクライアントの実現方式 ・画面転送型 これは文字通り、シンクライアントサーバ上で作成された「仮想的な画面」をシンクライアント端末に転送する方式である(図1)。 この方式は、 ・Windowsのリモートデスクトップ ・Windowsターミナルサービス ・Citrix Presentation Server(CPS/旧MetaFrame) ・Sun Ray ・VNC などで採用されている。 ・APIトラップ型 画面転送型の場合は、シンクライアントサーバから端末に対して「画面データ」が送信される。これに対しAPIトラップ型の場合は、端末に対して「画面描
まったく新しいもの 世の中の怪物、キメラやスフィンクス、エイリアンから怪人に至るまで、あらゆるクリーチャーは、何かと何かの合成でつくられてきた。まったく新しいものを想像/創造することは、きわめて困難なことのひとつだからだ。まったく新しいものには名前がつけられることで、初めてそれが他のものと区別される。魔術とは本質的に、秘密の名前についての科学だ。 言葉に先立つ概念があるか。これは哲学の重大な問題だが、一般にものごとは、言葉によって他のものと峻別され、特徴をもった存在として屹立する。 言葉はある。しかし、中身はない――そんな特別な言葉が、コンピュータにはある。「ハイパーテキスト」である。いまから40年以上も前に、この言葉を生み出した男がいる。テッド・ネルソン氏。時代を40年以上も先取りした男だ。 テッド・ネルソン氏 ハイパーテキストというからっぽの容れ物に、それから40年、多くの人がいろいろ
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