脱原発は「無意味」=安全対策、人為ミス排除を−伊核物理学者【震災2年】 脱原発は「無意味」=安全対策、人為ミス排除を−伊核物理学者【震災2年】 東日本大震災から2年となるのを前にインタビューに答えるアントニノ・ジキキ・ボローニャ大名誉教授=2月5日、スイス・ジュネーブ郊外の欧州合同原子核研究所(CERN) 【ジュネーブ時事】イタリアの素粒子、核物理学の第一人者でボローニャ大名誉教授のアントニノ・ジキキ博士(83)が時事通信のインタビューに応じた。原子力技術は「人類の最も安全な発明」とした上で、脱原発は「全く無意味」と明言。東京電力福島第1原発事故は人為的ミスで起きたとの認識を示し、知識を持った専門家による安全対策が不可欠だと述べた。 ジキキ博士は原子力エネルギーについて、「(従来技術では)1ユーロでサンドイッチ1個買えるとすると、(原発では)100万個買える」と述べ、再生可能エネルギーの