BSDiff はバイナリ差分を扱うプログラムです。bsdiffとbspatchの二つのコマンドから成ります。bsdiffは旧ファイルと新ファイルを比較してパッチファイルを出力します。bspatchは旧ファイルにパッチファイルを適用して新ファイルを出力します。コマンドライン引数はbsdiff、bspatch共に旧ファイル、新ファイル、パッチファイルの三つをその順番で指定します。 Usage: bsdiff oldfile newfile patchfile Usage: bspatch oldfile newfile patchfile BSDiffは実行ファイルの修正差分を取ることを念頭に置いて設計されています。 一般にソースコードのある行に修正を加えた場合、実行ファイルの変化はその修正した行に直接対応する部分だけに留まりません。その行をコンパイルして出来たコード(マシン語列)の長さが変化