2024年3月19日、富士通が「コンサルティング領域をけん引できる人材1000名程度のキャリア採用を計画」と発表した後、同社の株価は2日間で2.1%上昇した。 5年前の2019年9月26日、就任直後の時田隆仁社長が「DXビジネスをけん引する新会社」を設立し、「DXコンサルを2022年度2000名にする」と発表したとき、株価が2日間で3.2%下落したのとは好対照だ。 コンサルティングで富士通を成長路線に乗せるというシナリオを株式市場は認知したと言えそうだ。2024年2月22日にはコンサルティング事業の新ブランドであるUvance Wayfindersを発表、2025年度までにグローバルでコンサルタントを1万人に増やすとした。 富士通の4月1日付の新組織では、システムやサービスを富士通から提示するFujitsu Uvanceを担当するグローバルソリューションBG(ビジネスグループ)を従来の3事