サッカーJリーグ1部(J1)のガンバ大阪(G大阪)のサッカー専用スタジアムが、万博公園(大阪府吹田市)内に建設される方向となったことが16日、わかった。 構想は2008年に浮上したが、G大阪と吹田市の間で維持費の折り合いがつかず暗礁に乗り上げた。今年7月に吹田市がG大阪の負担を軽減する新提案を示し、創立20年を迎える10月までに建設を決めたいG大阪も受け入れる方針という。 スタジアムは国際試合に対応できる3万2000人以上の規模を想定、13年度中の完成を目指し万博公園内のG大阪の練習場周辺に建設する。 建設費110億円は、G大阪を中心に組織した寄付金の募集団体が集める計画で、親会社のパナソニックなど数十社から80億円のメドをつけており、今後さらに企業に加え、個人から寄付を募るという。スタジアムは吹田市に寄贈し、G大阪が運営を請け負う。募金団体が近く理事会を開いて正式に決める見通しだ。