最近、ある学生(もちろんアメリカ人だけど)から「投資銀行に勤めようかと思っているのだけど、どうでしょう?」という進路相談を受けました。 この学生は僕がむかし投資銀行に勤めていて、新人教育を担当していたことを知り合いから聞いてコンタクトしてきたのです。 そこで僕が最初に説明したのは、「今はギョーカイにとって結構たいへんな時期だよ」ということです。 下は投資銀行の「メシのタネ」として最も重要な三つの分野(すなわちM&A、FICC、エクイティ)における各社のパフォーマンスを示したグラフです。(なおこのグラフは網羅的ではありません。) 収入は軒並みダウンです。 僕:「いや、そうと決まったわけじゃない。だってキミは向こう1年か2年の腰掛けとして投資銀行を選ぶのではなく、一生のキャリアとして考えているのでしょう?」 一般論として投資銀行の収入が今のように大幅に落ち込むと中堅の社員に最もしわ寄せが来ます
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