オウム真理教による地下鉄サリン事件で、特別手配中の高橋克也容疑者(54)について、市民らに情報提供を求めるため、京都府警宇治署は7日、高橋容疑者の等身大模型を同署玄関脇に設置した。 模型は地下鉄サリン事件から17年が経過するのを前に京都芸術高(京都府宇治市)の生徒に製作を依頼し、3月中旬、同署に届いた。3月19日~5月9日、玄関で展示し、いったん倉庫に引き上げていたが、高橋容疑者の捜索が本格化したことを受け、“再登板”となった。 警察庁が公開した以前の似顔絵を元に年齢を加味し、特殊メークで仕上げた模型は最近、公開された高橋容疑者の近影と比べて、とてもよく似ている。同署幹部も「京都芸術高の表現力は卓越していた」と手放しの褒めたたえようだ。 新たに展示された模型は首に、高橋容疑者の近影の写真も掲げ、捜査への市民の協力を改めて呼びかけている。