【ドバイ=村山祐介】洋菓子メーカー・ヨックモック(東京)が中東での出店を加速させている。昨年10月に初出店したアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ中心部のモールでは今月上旬、7店舗目がオープンした。 同社の看板商品「シガール」などはこれまで、来日する中東の富裕層による贈答用の「まとめ買い」が目立っていたという。UAEの店頭では日本の2・5倍の価格設定だが、売り上げは当初見込みの倍以上で、数万円の高額セットなどが「ポンポン売れていく」と担当者。今後、出店ペースをさらに早めて1年後に約20店舗まで拡大し、カタールなど近隣国への展開も目指すという。