知り合いに「南京事件があったなんてまだ信じてるの?中共のプロパガンダに踊らされるのはバカだよ。ちゃんとしたメディアリテラシーを持たなきゃだめだよ」と豪語する30代男性(一流理系大卒の公務員)がいるのだけれど、「南京事件がなかったと考える根拠は?」とたずねてみたら、東中野修道氏の本すら読んだわけでもなく、もっと言えば小林よしのり本すら読んだわけでもなく(彼には本を読む習慣がないため)、「ネットで、南京事件があったなんてまだ信じてるの?っていうコメントをいろんなところで見かけたから」というのがその理由だった。 どうやら「○○なんてまだ信じてるの?」という表現がフックになってるようで、一般に流布している説に疑いを持つ=メディアリテラシーだと思ってるみたいだ。 どんな言説に対しても等しく「まず疑ってかかれ」という姿勢自体は正しいと思うんだけど、そこから先を判断するやり方ってのは、考えてみればあまり