ペッパーランチの店長が店で女性を強姦したニュースに関する記事をいろいろ読んでいたのだが、このニュースに限らず毎日のように繰り返される性犯罪のニュースを見ていると、昔フィリピンで終戦を知らずに生き延びてずっとジャングルに潜んでいたある日本人兵士が、「戦争はまた起こるのでしょうか?」という質問を生還後にされたとき、「平和とは、戦争の間の短い休止期間のことなのです」と答えたエピソードのことを思い出す。つまりおかしな男が性犯罪を犯すのではなく、そもそも男とは暴力によってしか性行為を行うことができない生き物であり、男と女の間にある断絶は暴力をふるうものとふるわれるものという差異なのではないのかという視点がなければ、この世界の姿はよく見えないのではないか。したり顔して常識と道徳を語る女達も、自分は暴力とは無縁の生活を送っていると考える顔の青い男達も、ある倒錯した関係性の中にあり、それは暴力を何か外在的