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ブックマーク / gamenokasabuta.blog86.fc2.com (2)

  • さあ? すべてを呪詛する毒舌文体 『ネクラ少女は黒魔法で恋をする』

    ネクラ少女は黒魔法で恋をする(熊谷 雅人) ライトノベルにおいて大切な要素は、なんだろうか? イラスト。うん、否定できない。 キャラクター。そうだね、魅力的なキャラこそ、ライトノベルのエンジンだからね。 ストーリー。ま、グダグダなのも時々あるけど。 文章力。……そりゃ無いとね。いちおう。 これらに加えて、忘れてはいけないのが作家ならではの独特の文体だ。 ライトノベルに決定的な転換点(ターニングポイント)をもたらした『スレイヤーズ』の神坂一や、『ブギーポップ』の上遠野浩平、戯言シリーズの西尾維新、『空の境界』の奈須きのこ、『キノの旅』の時雨沢恵一、『涼宮ハルヒ』の谷川流といった例を引くまでもなく、ライトノベルにおいて文体は、作家の独創を具現化する最強のツールであり、言語化された肉体そのものに他ならない。 そこまで有名な作品を引かずとも、『バッカーノ!』の成田良悟、『円環少女』の長谷敏司、『R

    feather_angel
    feather_angel 2007/09/19
    これは読みたい/文体、あるね/一瞬はてダで書かれた記事かと思いましたww
  • さあ? 小説家は小説をどう読むのか? 『小説の読み書き』

    小説の読み書き(佐藤 正午) amazon bk1 このは企画を思いついた編集者のアイデアの勝利でしょう。 プロの小説家は他人の書いた小説をどう読むのか? ただの読者とは違う、小説家の読み方、書き方とは? 小説家でない多くの読みにとって、これはもう、好奇心がわきます。このの存在を知ってすぐにアマゾンで注文しました。真っ先に読みました。 小説家の佐藤正午が、川端康成、志賀直哉、森鴎外、永井荷風、夏目漱石といった大家の作品を読んで感想文を書いていきます。やはりただの読者とは視点が違います。普通の書評や感想文は、書いてある内容や筋書き、主題を語ることに主眼を置いていますが、文体にやたらとこだわっています。まぁ文体を重視した書評も世の中にはありますが、「自分だったらどう書くか」という視点をもてるのは、やはり小説家だけでしょう。 三島由紀夫は耳が良くて、音にこだわって書く。太宰治は読点を打ちま

    feather_angel
    feather_angel 2007/02/28
    「作り手視点の読みは、その人が「執着」している箇所が如実にわかるのです。ある作品の批評でありながら、結局、自分がどういう部分を重視しているかという、自己言及になるのです」同意
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